図書館危機 / 有川 浩
図書館戦争シリーズ第三巻です。「ねじれる言葉、狩られる表現。 それでもこれだけは譲れない。」
今巻は、図書館内の盗撮・痴漢の話、昇任試験の話、「床屋」が違反語になってる話、里帰り 親との対決の話、生と死の狭間な話 と盛りだくさん。 特に違反語とそれに対して反旗を翻す戦いは見事ですね。
物語の中だけじゃない、現状でも「自主規制」と称し活字に出来ない単語や表現が多々あると聞きます。一般の消費者がどこまでそのことを知っているのか! 考えさせられます。 国民の無関心がこの状況を作りだしているのでしょう。
サブキャラクターの毬江はアニメ化の際に「地上波登場NG」になってます。聴覚障害者ってだけで。「障害を持っていたら物語の中でヒロインになる権利もないんですか?」作中の言葉がそのまま本当になってしまう この世の中はどっか歪んでますよ!
最後にやっぱり記しておこう
私も、こんな世の中になったらイヤだ! 私も全ての不当な検閲に反対します! 表現を取り締まるのはヤメてくれ! 国民も政治的無関心は、自らの将来を放棄しているぞ!
東京都青少年健全育成条例の改正問題はゆゆしきコトです。有害図書として決めるのは構わないが、一般利用者が選択出来ないのは明らかにおかしい。
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