漁港の肉子ちゃん / 西加奈子
ちょっとこーゆー人がお袋だったらやだな、などと思って読んでましたが、どこぞのオカンでも、思い当たる節はあるんではないでしょうーかね(笑)
全然似ていない、親子。なんの因果か、北陸の漁港まで男を追いかけて来た母親に連れられて。 ちょっとも裕福ではないけれど、笑いの堪えない家族と賢くかわいく、運動のできる身体をもった小学五年生、キクりん。母親と同じ名前なのは謎だけど、ちょっとクラスの中の派閥が厭になってきた、どこにでも居そうな・・・
ちっとも明るい話なんてないのに、なぜかほっこりしますな。案外考えずに生活するとラクに生きられるのかも。
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